アイ子さん [詩]
赤い口紅 塗る手元
あの日にかえるアイ子さん
手にした口紅そのままに
鏡の奥へと手を伸ばす
何をつかみ
何を手放したか
全てを暑さのせいにして
夏の夜の
悪夢と片付けられたなら
どれだけ楽になれるだろう
それでも
「この日だけは」
と漏らし
白い髪にそぐわない
赤い口紅 塗りながら
鏡の奥へと 記憶を辿る
何をつかみ
何を手放したか
白い髪に赤い口紅
鏡の中のアイ子さん
あの日にかえる
アイ子さん
2008.08.16 Photo&Word by.mari
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赤い口紅 塗る手元
あの日にかえるアイ子さん
手にした口紅そのままに
鏡の奥へと手を伸ばす
何をつかみ
何を手放したか
全てを暑さのせいにして
夏の夜の
悪夢と片付けられたなら
どれだけ楽になれるだろう
それでも
「この日だけは」
と漏らし
白い髪にそぐわない
赤い口紅 塗りながら
鏡の奥へと 記憶を辿る
何をつかみ
何を手放したか
白い髪に赤い口紅
鏡の中のアイ子さん
あの日にかえる
アイ子さん
2008.08.16 Photo&Word by.mari
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